授乳というのは、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても、特別であり素晴らしい時間です。母乳を与えるということは、現代の女性にとって多少なりとも抵抗のあることかもしれません。しかし、最初の6週間を過ぎてしまえば、ほとんどの方は赤ちゃんに母乳を与えることに慣れ、その時間を大切にするようになることでしょう。 とはいえ、授乳という作業は大変時間を消費するものです。私自身、まるで自分がミルク製造機になったような気分でした。一日中、ソファやベッドに座っては息子のジャスパーにおっぱいを与え、そのおっぱいを作り出すために食事を摂っているような状態でした。それでも、せっかく築き上げてきた母と子の絆が何よりも大切だと感じたからこそ、母乳を与えるのをやめようとは思いませんでした。この時期のことは、おそらくこれからも忘れることはないでしょう。 授乳期には、赤ちゃんにおっぱいを与えること以外は何もしないという覚悟(?)も必要かもしれません。授乳以外のことに煩わされないよう、掃除や洗濯、炊事などの仕事は家族や友人の助けを求めるという方法もあります。新米のお母さんとしては、きちんと食事をして、しっかり休養をとって、お風呂にも入って、そして育児と授乳に専念する。それが肝心です。 先に述べたように、最初の6週間は新米のお母さんにとって大切な時期です。この時期に、赤ちゃんのお母さんとしての役割を学んでいきます。授乳という役割もけっして簡単なものではありません。赤ちゃんもお母さんも、この時期に授乳のしかたを覚えなければなりません。私は当初、授乳なんて難しいものではないと考えていました。おっぱいは自然に出てくるものだし、ジャスパーもおっぱいの飲み方を知っていて、素直に飲んでくれるものだと思っていました。幸い、ジャスパーはおっぱいを飲むのが大好きだったので、それほど苦労はありませんでしたが、私の抱えていた問題としては、おっぱいの量が多すぎることでした。でも、もっと多くの悩みを抱えている方もたくさんいらっしゃることでしょう。おっぱいの出も一定しているわけではなく、赤ちゃんもちょっとしたことですぐにおっぱいを飲むのを止めてしまいます。また、細菌に感染することにより、乳腺のうっ滞が起こることもあります。近年、おっぱいへの感染は減少していますが、代わりに増えているのが、乳腺に母乳が溜まりすぎることによるうっ滞です。おっぱいを飲みたくても飲めないのですから、赤ちゃんも機嫌が悪くなります。溜まっている母乳を排出し、硬くなっていたおっぱいが柔らかくなるように優しくマッサージして下さい。 さて、ニュージーランドで良く知られている、うっ滞したおっぱいに対する民間療法をご紹介しましょう。それは何と、キャベツの葉なのです。キャベツを冷凍庫に入れ、充分に冷やします。おっぱいが熱く、硬いときには、キャベツの葉を取り出し、ブラジャーの中にあてがって下さい。冷たいでしょうが、うっ滞からくるおっぱいの痛みをすぐに取り除いてくれます。必要なときには、いつでも冷たいキャベツの葉をご用意下さい。簡単で効果的ですよ。 おっぱい健康クリームは、授乳期のお母さんのさまざまな問題に役立つようつくられています。母乳の出を良くすることを目的としているわけではなく、むしろ乳汁うっ滞や乳腺炎、おっぱいへの感染の予防や日々のケアを目的としています。あるいは、乳首のひび割れなど授乳の前後に乳首の手入れにもお使いいただけます。この時期、乳首はその新しい役割に慣れるまでの間、とても痛いものですから。 最初の6週間、授乳のトラブルや乳首のひび割れなどは、よくあることです。このクリームを手に取り、おっぱいや乳首を優しくマッサージして下さい。お母さんのため、そして赤ちゃんのために、健康なおっぱいを保ちたいものですね。
カースティン・テイラー