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第十四回 便秘

 
  ■はじめに  
  ■便秘が健康に及ぼす影響  
  ■便秘の要因  
  ■便秘の予防や解消のために必要なポイント  
  ■便秘におすすめのホメオパシー・レメディー  
  ■便秘に役立つハーブ  


 

■はじめに


便秘で悩んでいる方は意外に多いものです。また、悩んでいながらも、なかなか有効な手立てがなく、結果的に長期間便秘を抱えている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

しかし、便秘が健康にどれほど深刻な影響を及ぼすかについては、あまり理解されていないようです。


■便秘が健康に及ぼす影響


私たちの体内の老廃物は、排泄されるまでおとなしく腸内に留まっているわけではありません。老廃物の中には、化学物質やホルモンなどが含まれており、このホルモンは日々人間の体が行っている新陳代謝の副産物であり、人体にとっては有毒なものです。

もしも、便秘でこれらの老廃物が適切に排泄されない場合、これらの有害物質は体内に再吸収されます。そして代謝を司る肝臓に運ばれ、肝臓に更なる負担を与えるとともに、ホルモンがそれぞれの臓器に巡り、その臓器に影響を与えてしまいます。

例えば、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンには、主に3種類のホルモンがありますが、そのうちの1つについては、妊娠期にのみ活性化するホルモンで、子宮や乳房の組織の成長を促します。このホルモンが妊娠期以外に作用した場合、癌の原因になる可能性もあるのです。

このような理由から、私はナチュロパスとして、毎日適切な腸の動きがあるということを最も重視しています。単純なことのように思えるかもしれませんが、これは健康のためにとても大事なことなのです。

便秘は、
アレルギー
ニキビ
疲労感
免疫力の低下
過敏性腸症候群
憩室症
肝機能不全
体重の増加
うつ
頭痛(偏頭痛)
生理不順、月経異常
不妊症

その他にもさまざまな健康上の問題の原因にもなり得ます。


■便秘の要因


★ストレス
ストレスを抱える人の多くが便秘を訴えています。

★生活習慣
私たちの体は規則正しい生活を好みます。まずはトイレに行く習慣をつくることからはじめて下さい。あらかじめ体がリラックスしていないと、腸が動き出さないこともありますので、なるべく余裕を持ってトイレに行くようにして下さい。

★アレルギー
便秘はアレルギーの一般的な症状の一つです。ご自身では気づいていなくても、実は食物にアレルギーがあるという可能性もあります。

★骨格のバランス
背骨の曲がりからくる便秘もあります。心当たりのある方は専門家に診てもらったほうがいいでしょう。

★甲状腺
甲状腺の機能が低下すると、身体の代謝量が減少し、消化器官の動きも緩慢になります。

★薬
下剤を使うと、腸がそれなしでは働かなくなりますので、使用を控えたほうがいいでしょう。また、処方薬の中には、副作用として便秘を誘発するものもあります。よく使われる薬のうち、便秘の副作用があるといわれるものが50種類以上存在するとの報告もあります。

★ミネラル
カルシウム過剰とマグネシウム欠乏などのように、ミネラルのアンバランスが腸壁の緊張度に影響を与え、便秘を招くこともあります。このようなケースでは、マグネシウムの豊富な食品やサプリメントを摂取することにより、便秘が解消されることもあります。


■便秘の予防や解消のために必要なポイント


★水
毎日、適切な量の水を飲むことが肝心です。1日に必要な水の量は、体重1kgあたり30ml(50kgの人の場合で1.5リットル)です。

★カフェイン
コーヒーや紅茶はぜひ避けて欲しいところですが、どうしてもカフェイン入りの飲み物が欲しい場合は、緑茶を1〜2杯にとどめて下さい。これ以上飲むと、葉酸の代謝に影響を与えてしまいます。 ふだんカフェイン入りの飲み物を飲んでいる方が飲むのを止めると、便秘になることもあります。ですからカフェインを避ける際には、あらかじめここに書かれているアドバイスを実行し、便秘にならないよう準備してからカフェインの飲用を止めるようにして下さい。

★食事
1日最低5回、さまざまな種類の生野菜や果物を食べて下さい。リンゴ、ニンジン、バナナ、キャベツ、オレンジなど、ペクチンを豊富に含んでいる食物はとても効果的です。また、小豆、オオムギ、乾燥豆、オーツ麦、プルーン、グレープ、イチジクなど、不溶性食物繊維の豊富なものも摂るようにして下さい。 プロバイオティクスと呼ばれる体に有益な微生物は、便の量を増やすサポートをします。プロバイオティクスは、味噌のような発酵食品を摂ったり、サプリメントなどのかたちで摂取できます。

★運動
適度な運動を、1日最低40分行って下さい。疲れているときは、近所を散歩するだけでも良いので、体を動かすことはなるべく続けて下さい。運動をすることによって、腸のぜん動運動が調節されます。

★必須脂肪酸
亜麻油やフィッシュオイルに含まれている必須脂肪酸は、便秘に限らずあらゆる健康のためにとても重要です。必須脂肪酸は、細胞の外側にある細胞膜をつくっており、細胞が必要としているものを取り込むことによって、細胞をより活性化させます。便秘の際には、腸のぜん動運動を潤滑にさせる物質を取り込みます。


■便秘におすすめのホメオパシー・レメディー


※便秘に効果のあるレメディーはいくつかありますが、便秘のタイプによって適したレメディーが異なりますので、それぞれのレメディーの説明をお読みになり、ご自身に適したレメディーを選んで下さい。

★アルミナ
体内のアルミニウム量が多いことからおこる便秘に使用されます。アルミニウムは、アルミ製品や汚染された食品などから体内に入ってきます。体内のアルミニウムが多い人の場合、同時に乾燥肌や目のかゆみを訴えることもあります。逆に、乾燥肌で目のかゆみもあるけれども、アルミニウムの心配はないという方は、このレメディーを摂る前に、数日間水をたくさん飲むようにして下さい。

★ブライオニア
暑いときや、運動をしたときに悪化するようなタイプの便秘にお使い下さい。

★コリンソニア
直腸に刺すような痛みのあるタイプに適しています。このタイプの便秘のある方は、たいていの場合痔も併せ持っています。暖かいときには症状が好転し、寒いと悪化します。

★ナックス・ボミカ
ナックス・ボミカは、消化器系、および消化器系と密接に関連している器官(肝臓など)に効果を及ぼすレメディーです。慢性の便秘にとても効果的なだけでなく、膨満感、胃痛などにも使えます。これらの症状のある方は、イライラする傾向もあります。

★オピウム
このレメディーは、便秘が長い間続き、お手上げの状態の際に使用します。このような方は、気力が減退し、眠い状態が続くこともしばしば見られます。

ダイジェストメッド
私のショップで扱っている、コンビネーションレメディーのダイジェストメッドは、以上に述べたレメディーのほとんどが含まれていますので、ご自身の便秘のタイプがはっきりと分からない場合は、この商品をお勧めします。


■便秘に役立つハーブ


※便通を促進するハーブは、しばしば子宮の収縮も促進しますので、妊娠中の飲用に際しては専門家などのアドバイスを受けるようにして下さい。

★ペパーミント
ハーブティーとしてお飲み下さい。このハーブは他のハーブとブレンドすると、より効果が高まります。

★カモミール
カモミールにアレルギーのある方もしばしば見かけますが、その心配のない方にとっては、消化器系を整えるとても素晴らしいハーブです。カモミールは抗炎症作用、抗アレルギー作用があり、腸のけいれんを抑え、神経系の興奮を鎮めてくれます。

★リコリス
リコリスは、甘みを含んだ素敵なハーブです。鎮痛効果があり、腸粘膜の炎症を鎮めてくれます。このハーブもブレンドして飲むことをお勧めします。

私のショップでも、これらのハーブがブレンドされていて、腸の正常な働きをサポートする「
消化ティー」を販売しています。このハーブティーもお勧めです。


★オオバコ
オオバコは腸内をほうきで掃くように優しく刺激する、とても効果的なハーブです。


長期にわたって便秘に悩んでいる方もいらっしゃいますが、便秘は解消できるものです。ここにご紹介したものをすべて試みたにもかかわらず、まだ便秘が解消しない場合には、アレルギーの可能性がありますので、アレルギーテストの実施を強くお勧めします。

〜今日からしっかり便秘対策をしましょう〜


 

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