赤ちゃんは時々、腹痛を起こすことがあります。お腹の中にミルクが溜まり、それがガスを発生させます。そのガスが腸にとどまって腹痛を引き起こすのです。赤ちゃんのお腹にガスが溜まっていることを知るための兆候として、上くちびるの色が濃くなること(青いくらいになることもあります)、足をお腹のほうへ上げ、そのまま下ろさないこと、そしてもちろん泣くことなどが挙げられます。なりたてのママやパパにとって、赤ちゃんが泣いているにもかかわらず、どうしたらいいのか分からないことほど辛いものはありません。 最初に、赤ちゃんを安心させることから始めましょう。 赤ちゃんにゲップを出させるときの方法を使って、縦に抱いて背中をさすったり、膝の上でゆっくりと弾ませたりして下さい。その際、「ママやパパがあなたのお腹を楽にしてあげるよ」と、優しく赤ちゃんに話しかけて下さい。 次に、赤ちゃんを仰向けに寝かせ、お腹に良いマッサージオイルを20滴ほど手に取り、両手でこするようにして温めた後、赤ちゃんのお腹に塗ります。お腹へはゆっくりと優しく、時計回りに50回ほど回すように塗って下さい。あなたの優しいマッサージによって、赤ちゃんのお肌が温まってくるのを感じることでしょう。オイルは充分に使用して下さい。乾いた手によるマッサージは、赤ちゃんの最も嫌がることですから。また、赤ちゃんが痛がることもありますので、無理に足を下ろそうとしないで下さい。 マッサージが終わったら、両手でそれぞれの足首をつかみ、ちょうど自転車をこぐように、互い違いに足を回して下さい。この動作を25回ほど繰り返します。この際も、無理に足を下ろそうとしないで下さい。 その後、もう一度ゲップを出させるときの方法を使って、縦に抱いて背中をさすったり、膝の上でゆっくりと弾ませたりして下さい。 そしてもう一度、赤ちゃんのお腹をマッサージして下さい。前回のマッサージで赤ちゃんはママやパパが痛みを和らげようとしてくれていることが分かって安心していますから、今回はマッサージオイルを追加する必要はありません。 赤ちゃんのお腹が時々痛くなるのは、まったく普通のことですが、もし毎日痛むようでしたら、その原因を探る必要があります。母乳を与えているのであれば、あなた自身の食生活が母乳を通じて赤ちゃんに影響しますので、食事の内容をチェックして下さい。ニンニクやブロッコリー、キャベツなどのガスを発生させやすい食物を摂り過ぎてはいませんか?また、コーヒーを飲むと赤ちゃんのお腹を刺激しますので控えましょう。 出産はいかがだったでしょうか。ここニュージーランドでは、難産だった場合、頭蓋オステオパシーという療法を行って、消化器系が正常に働くよう赤ちゃんを治療する専門家がいます。この療法に関する日本の事情は分かりませんが、もしも信頼できる専門家に治療を受ける機会を得た際には、試してみる価値があるでしょう。 いずれにしても、赤ちゃんにとっても、あなた自身にとっても、問題を解決するのに遅すぎるということはないのです。
カースティン・テイラー